みなさまこんにちは。
はじめまして!さとりと申します。40代・3児の母です。若い時は演劇に明け暮れ、現在は子育てと合気道に明け暮れる日々です。毎日を暮らす中で、自分にワクワクをくれるもののことや、生きる中で考えたこと・感じたことなどをブログに書いております。私自身ポーッとした人間ですので、こちらのブログもポーッとしております。のんびりした気持ちで読んでいってくださいね♪
終末ものは好きですか?わたしは大好きです!!
滅亡していく人類を、かわいそうとかひどいとか思いつつ、ワクワクハラハラドキドキして読んでしまいます。
ひと口に滅亡と言っても、滅亡の仕方はそれぞれ。終末をどう受け止めるのか、どう回避しようとするのかも、それぞれ。自分だったらどうするかなーって考えて、登場人物に共感したり、しなかったり。
とにかく終末物って本当に面白いんです!!
今回、わたしが実際読んで面白かったと感じた小説を紹介しています。
読んだのがかなり前の作品もあったので、作品のおすすめ文章はAIに書いてもらいました。(AIの方がそういうの確実に上手い…)
途中わたしが感想などを挟んでいきます。わたしの言葉は、こんな感じで赤色で書いてあります。AIは黒。
紹介した小説はどれも面白いので、何を読んでも間違いなしです。是非秋の夜長にダークな小説を読んでみてください♪
おすすめ終末小説7選
『渚にて』—核戦争後の世界に生きる人々の葛藤と希望
ネヴィル・シュートによる『渚にて』(On the Beach)は、冷戦時代の不安を背景に、核戦争後の終末的な世界を描いた名作です。物語は、核戦争で壊滅的な被害を受けた地球を舞台に、オーストラリアに逃れた人々が迫り来る放射能と死に直面しながら、残された時間をどう過ごすかを問いかけます。
核で人類滅亡は、終末ものの定番ですよね!核は連鎖してどんどんダメな地域が増えたり、放射性物質がじわじわ広がっていったりで、お話が面白くなりやすいアイテムです。
この小説の魅力は、巨大な危機に直面する人間の心理を繊細に描き出している点です。主人公たちは、避けられない死を前にして、愛する人との時間を大切にし、日常の些細な瞬間に希望を見出そうとします。彼らの絶望と同時に、最後まで人間らしさを保とうとする姿勢は、読者に深い感動と余韻を残します。
この渚にてのすごいところは、派手な描写がちっともないことです。まるで日常を描いてるみたいに、淡々と進みます。なのに、胸が締め付けられる。そしてとんでもなく面白い。ネヴィルシュート天才です。
また、『渚にて』は単なる終末もののフィクションではなく、核戦争という現実的な脅威についての強いメッセージを含んでいます。戦争がもたらす破壊と、それに続く人類の未来に対する警告は、今なお強いインパクトを持ち、現代にも通じるテーマです。
核戦争の影に覆われながらも、生きる意味を問いかける『渚にて』は、深い感情を揺さぶると同時に、私たちに「生きることとは何か」を考えさせる一冊です。静かで力強いこの作品を、ぜひ手に取ってみてください。
確実に夢見が悪くなりますが、10年ほど前に読んだはずなのに、読んでいた時の静かな絶望がまだ胸に残っています。一生物の作品です。絶対読んでほしい!!
『霊長類、南へ』—筒井康隆のブラックユーモアと深い社会風刺
筒井康隆の傑作短編小説 『霊長類、南へ』 は、人間社会の滑稽さと暴力性を見事に映し出す、鋭いブラックユーモアが光る一作です。物語の舞台は、東京で開かれた国際学会。霊長類学者たちが集まる中、突然、参加者が次々と原始的な行動に戻り、理性を失っていくという不条理な事態が発生します。人類の知性や文明が崩壊し、本能に従って暴走していく様子が、社会全体の縮図として描かれています。
終末ものでは珍しい、コメディーです。若かりし頃、笑いながら読みました!昭和の作品だから、
今読んだら「コンプラ…」ってなりそうです。昭和のエグ味も同時摂取!!!
この作品の面白さは、筒井康隆ならではの鋭い風刺にあります。理性や文化の下に隠された人間の本能や暴力性が、一気に露わになるさまは、読む者に強烈なインパクトを与えます。現代社会の矛盾や、文明が崩壊したときに人間がどう振る舞うのかといった問いを、ユーモラスでありながらも痛烈に描き出しており、私たち自身の姿を鏡に映し出すようです。
また、筒井康隆の作品特有の疾走感とエネルギーに満ちた文体が、物語のスピード感を加速させ、最後まで一気に読ませます。この不条理な展開と巧妙な構成は、読後に深い余韻を残し、何度も読み返したくなる魅力があります。
こちらは堅苦しいものではなく、ほんと、バカだなぁ…って楽しむ作品です。鼻でもほじりながら読んで!!!
**『霊長類、南へ』**は、現代の文明社会に対する挑発的なメッセージを含んだ一冊で、社会風刺やブラックユーモアが好きな方には特におすすめです。筒井康隆のユニークな視点から、「人間とは何か?」を改めて考えさせられる、知的刺激に満ちた作品です。
あまりきつい終末もの読みたくない人に強くお勧めしたいです。もう普通の書店には置いてないだろうなぁ。古すぎるもんな。でも絶対的に面白いので是非!!!
表紙もかわいっ!
『ザ・スタンド』—スティーヴン・キングの壮大な黙示録的傑作
スティーヴン・キングの**『ザ・スタンド』(The Stand)**は、ウイルスによるパンデミックで文明が崩壊した世界を舞台に、人類の善と悪の戦いを描いた壮大な黙示録的物語です。キングの作品の中でも特にスケールが大きく、彼の最高傑作の一つとされています。
ウイルスで人類滅亡もいいんですよねー。やっぱ病気って身近だから、ゾワゾワ感が半端ないのです。
物語は、軍が開発した致死性ウイルス「スーパーインフルエンザ」が世界中に広がり、99%の人類が死滅するところから始まります。生き残った人々は、超自然的な力によって2つの勢力に引き寄せられ、善の象徴である老女アバゲイルと、悪の権化である謎の男ランドール・フラッグのもとに集います。最終的に、崩壊した世界で人類の未来を賭けた善悪の対決が描かれることになります。
そう、終末ものかと思いきや、いきなり超能力合戦になる!!!さすがスティーブンキング。ただじゃ終わらせない。ほんでこの小説めっちゃ長いです。気をつけて!!
『ザ・スタンド』は、単なる終末ものの作品ではありません。キングは、この壮大な設定を通して、恐怖や絶望の中で人間がどう行動するか、どのように希望を見出すかというテーマを深く掘り下げています。登場人物たちの葛藤や成長、そして彼らがどのように新しい社会を作ろうとするのかが、重厚なドラマとして描かれます。
また、キングならではの細やかなキャラクター描写も、この作品の魅力です。善悪の象徴として対立する登場人物たちは、それぞれが非常に人間的で、彼らの選択や行動が物語の大きなカギとなります。キングは、善と悪の二元論だけではなく、登場人物一人ひとりの内面に潜む闇や弱さを描き出し、彼らがいかにそれと向き合うかを見事に表現しています。
**『ザ・スタンド』**は、パンデミックや文明の崩壊といったテーマが現代にも響く作品でありながら、普遍的な人間の物語として、読む者に深い感動と考察を促します。壮大なスケールのストーリーと、キングらしい緊迫感あふれる展開を楽しみたい方にぜひおすすめしたい一冊です。人間の善悪、勇気、希望にまつわる物語が、きっと強烈な印象を残すことでしょう。
終わり方めっちゃかっこいいから気をつけてください。わたし鼻血出そうになりました。終末ものも、ヒーローものも楽しめる、わけわからんジャンルの一冊です。これも死ぬまでに絶対読むべき一冊です!!超大作っ!!!
『三体』—現代SFの新たな金字塔、中国発の壮大な宇宙叙事詩
劉慈欣(リウ・ツーシン)による**『三体』**は、世界的に評価を受けたSF作品であり、現代のSF文学を代表する傑作です。中国発のこの作品は、壮大な宇宙の謎を背景に、科学と文明、そして人類の未来に関わる深遠なテーマを探求しています。ハードSFの愛好家から、普段SFをあまり読まない人まで、多くの読者を魅了してきました。
物語の核となるのは、地球外生命体「三体文明」とのファーストコンタクトの過程です。文革時代の中国で秘密裏に行われた科学実験を発端に、地球外知的生命体が人類に接触を試みるという壮大なスケールのストーリーが展開されます。「三体問題」という古典力学の難題をベースに、物理学や宇宙科学、哲学的な問いが物語の軸となり、非常に知的な読書体験を提供します。
およそ400年後に地球よりかなり文明の進んだ星の宇宙人が地球を侵略しにくるよって言われたら
どうします?どう思います?何かします?何もしないで諦めます?これだけで面白い。なのに、なのになのに!!!
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**『三体』**の最大の魅力は、科学的理論を駆使しつつも、読者を飽きさせないテンポと独特の緊張感にあります。特に、作中に登場する「三体問題」に絡んだ仮想現実のゲームや、エイリアン文明との対峙が描かれるシーンは、驚きと興奮に満ちています。また、人類の未来や文明の生存に対する冷徹な視点が、現実世界に深く根ざした問題意識と重なり、読み進めるほどに私たち自身の存在について考えさせられます。
大きなプロット、小さなあれこれ、人物像、歴史、そして宇宙と物理や科学、その全てが面白い!!!わたし、この本、外で読めませんでした。声が出ちゃうので。あっっ!!!!とか、ヒィーーーー!とか、ううううううう、とか。まるで目の前で恐ろしいことが次々に起きているようでした。三体は、よりスケールの大きい終末ものです。その大きさを体感して欲しいです。
さらに、登場人物たちは、科学者や軍人、エンジニアなど、様々なバックグラウンドを持ち、それぞれが宇宙規模の脅威に直面しながら、自らの信念と葛藤します。彼らの選択は、物語の緊張感を高め、壮大なテーマと個々の人間ドラマが絶妙に交差します。
**『三体』**は、科学的な知識と人類の歴史、そして未知への好奇心が融合した、これまでにないスケールのSF作品です。宇宙の果てまで広がる想像力を堪能したい方、哲学的な問いに挑戦したい方には、間違いなくおすすめの一冊です。この作品は、中国SFが世界の最前線に立つことを証明し、未来のSF文学を切り拓くものとして、多くの読者に新たな驚きと感動を提供してくれるでしょう。
うちの息子、外遊びが好きなめちゃめちゃ陽気な子なんですが、中1で三体を読み、あまりの面白さに読書しかしなくなり、そこから1年半、超陰キャになってしまいました。休み時間も放課後もずっと本を読み続け、友達からは心配されていたそうです。現在は無事?本の虜から抜け出し
また元の彼に戻りましたが、ことあるごとに「三体が面白すぎて人生どうかなるところだった」と話しています。それくらい面白いです。途中、もしくは第1巻、我慢して読まねばならない時があるかもしれません。でも絶対諦めないで!!どんどんどんどん面白くなるので。保証します!!!!
『復活の日』—人類滅亡の危機と希望を描く、壮大な終末SF
小松左京の代表作**『復活の日』**は、ウイルスによるパンデミックで人類が絶滅の危機に直面する中、最後の希望を描いた壮大な終末SF小説です。1973年に発表されたこの作品は、現代にも通じるテーマを扱い、読者に深い感動と考察を促す名作として今なお色褪せることがありません。
言わずと知れた名作です。核でもウイルスでも、南半球の人がやっぱり最後まで生き残りますよねー。
物語の舞台は、軍事開発によって誕生したウイルス「MM-88」が人為的ミスで世界中に広がり、瞬く間に人類のほとんどが死滅してしまう未来の地球です。南極の科学基地にいたわずかな生存者たちが、滅亡寸前の地球で生き延びようとする中、彼らは人類の存亡を賭けた壮絶な戦いに挑むことになります。
この小説の魅力は、ただのパニックや終末ものにとどまらず、科学技術と人間の関係、文明の脆さ、人類の本質的な問題に迫る深いテーマ性にあります。小松左京は、リアリズムと細部への徹底したこだわりで、ウイルスがもたらす恐怖と、その影響で崩壊していく社会の姿をリアルに描き出しています。
どう生き残ろう、みたいな部分がより切実です。倫理を捨てなければならない瞬間もあり、「ひゃー、ヤバーーー」とふざけた気持ちでは読めなくなってきます。
また、科学者や軍人、一般市民など、多様な登場人物たちのドラマが、物語に深みを与えています。彼らの葛藤や恐怖、絶望の中でもなお失われない希望が描かれることで、単なる暗い終末描写に終わらず、人間の強さや生きる意味を再確認させられます。
**『復活の日』**は、人類が滅亡の淵に立たされたとき、どのように生き残り、再び立ち上がることができるのかという普遍的なテーマを追求しています。現実の危機と向き合い、文明や科学の進歩とその危険性について考えたい方にとって、この作品は必読の一冊です。人間の本質に迫りながら、息をのむ展開とスリリングなプロットで一気に読ませるこの作品を、ぜひ体験してみてください。
滅亡したーやっちゃったーで済ませない、人類の意地を感じられる一冊です。古いけど、古さを凌駕する圧倒的な力強さで引き込まれます。是非読んで欲しい!!
『ひとめあなたに』—新井素子が描く、切ない愛と運命の物語
こちらは、わたしが中学生の時に、友達に勧められて読んだ本です。初めて読むライトノベルでした。面白かった、という記憶だけが残っているので、今回のAIの解説がすごく役に立ったのですが、、、
新井素子の**『ひとめあなたに』**は、時間を超えた切ない愛と運命をテーマにした、感動的なSFロマンスです。彼女独特の繊細な筆致で描かれるこの作品は、読み手に深い感情を呼び起こし、忘れられない物語を提供してくれます。
物語は、死別した最愛の人に「もう一度会いたい」という主人公の強い思いから始まります。そこから、時間を超えて再会するという奇跡的な出来事が展開され、主人公は愛する人とのひとときの再会を果たしますが、その背後には避けられない運命が待ち受けています。この設定が、読者に「もし自分ならどうするだろう?」と問いかける感動的な問いを投げかけます。
あれ?終末ものじゃない??数日後に世界の終わりがやってくるから、大好きな人に会いにいく話だと記憶していたのですが…むむむ
**『ひとめあなたに』**は、時間や生死をテーマにしながらも、SFの枠を超えて普遍的な人間の感情に深く迫ります。新井素子は、独特の透明感と優しい語り口で、失われた愛や生きることへの希望を描き出し、その切なさが胸に響きます。SF的な要素が物語に新鮮な風を吹き込む一方で、根底に流れるのは人間の感情に対する鋭い洞察です。
時間をテーマにした物語が好きな方、過去の愛や運命に向き合うストーリーに心惹かれる方に、この作品はぜひ手に取っていただきたいです。現実の中に潜む非現実的な奇跡が、美しく、そして心に深く刻まれる一冊です。
わたしの記憶が間違っているのか、AIのたまにくる大間違いがやってきたのか。調べることはできますが、このまま放置することにしましょう。面白かったのは間違いないのですから。気になった方は読んでみてくださいませ♪
『終末のフール』—終末を迎えた世界で描かれる人間ドラマの傑作
最近Netflixでドラマ化されてましたね。韓国で作られていました。面白かったけれど、全然違う話でびっくりしました。そういえば三体もドラマ化されていましたね。終末ものは人気があるよなぁ、やはり。
伊坂幸太郎の**『終末のフール』**は、地球滅亡まであと3年という設定の中で、終末を迎える人々の姿を描いた短編集です。この作品では、終末という絶望的な状況下で、それでもなお日常を生き抜こうとする人々の姿が、温かみとユーモアを交えて描かれています。
物語の舞台は、巨大隕石の衝突が予測され、地球が滅亡するまでのカウントダウンが進む未来。伊坂幸太郎は、この厳しい状況下での人間の心の動きや生き方を、優しい視点で捉えています。短編形式で描かれる登場人物たちは、全員が普通の人々。彼らの抱える問題や葛藤、残された時間で何を選ぶかという選択が、物語に深いリアリティを与えています。
こちらは世界の終わりが来ても意外と淡々と過ごす系の終末ものです。わたし、このタイプの本、好きなんです。自分もそうなんじゃないかなと思うので。そりゃ数日は慌てまくるだろうけど、
すぐ諦めて、少しでも普通に、楽しく過ごそうとするんじゃないかな。
本作の魅力は、悲壮感だけでなく、むしろ生きる希望や日常の尊さを感じさせる点にあります。伊坂作品ならではの軽やかでユーモア溢れる文章が、深刻な状況の中にも温かさをもたらし、読者に生きることの意味や人とのつながりを再確認させてくれます。キャラクター同士の偶然のつながりや、ちょっとした希望が感じられる瞬間が、読後にほっとした気持ちを残してくれるのです。
いつか死がやってくる。そんな当たり前のことを、ウイルスや、核兵器や、隕石が(それを描いた小説が)より強く教えてくれます。死を見据えた時にわたしはどうするんだろう。穏やかな終末ものは、じっくり考える時間をくれます。
**『終末のフール』**は、地球の終わりという圧倒的な状況の中でも、最後まで希望や人間の優しさを見つけ出すことができるというメッセージを届けてくれます。絶望の中で「どう生きるか」を考えさせられる作品で、心に響く深い物語が好きな方にぜひおすすめしたい一冊です。
伊坂幸太郎だし、面白いに決まってる!さらに終末もの。絶対でしょ😁是非読んでみてくださいね。
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