本【漫才過剰考察】高比良くるまさんの回転しすぎる脳を覗き見るかのような興味深い本でありました

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令和ロマン好きなみなさま、こんにちは
もしくはサブカル本好きなみなさま、こんにちは
それとも高比良くるまさん好きなみなさま、こんにちは

satori
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はじめまして!さとりと申します。40代・3児の母です。若い時は演劇にどっぷり浸かり、現在は子育てと合気道にどっぷり浸かって生きています。趣味は読書と映画・ドラマ鑑賞。日々を暮らす中で、考えたこと・感じたことなどをブログに書いております。のんびりした気持ちで読んでいってくださいね♪

劇場などには足を運ばないけれど、
テレビで漫才番組があったらついつい観てしまう私です。
もちろんM-1も毎年ワクワクしてみています。
YouTubeでおすすめに出てきたら、
M-1準決勝とかくらいなら見ちゃう。
というわけで、わたくし、
ちょっとお笑い好きくらいのライトファンです。

さて、2023、2024のM-1といったら令和ロマン。
令和ロマンの漫才は私好みではないのですが
(私は本能で喋ってるタイプの漫才師が好み)
(令和ロマンは頭脳派に見える)
好みでなくとも面白くしっかり笑ってしまい、
何度見ても「うまい」と唸ってしまい、
この子らが出たらこの子らが勝つのが当たり前やろ、
と思ってみておりました。

そして最近配信されたネットフリックスの「オフラインラブ」
令和ロマンのお2人が MCで、
今までみたどの恋愛リアリティーショーのMCよりもコメントが優秀でした。

Netflix【オフラインラブ】デジタルデバイスがあろうとなかろうと人は繋がりあおうともがくものさ
Netflixオフラインラブ、見終えました。すごく良かった!今までみた恋愛リアリティショーで1番好きかもしれないです。とにかく見てほしい!!ネタバレせずに書いてますので、ご興味ありましたらどうぞ♪

⬆️オフラインラブについても書いております。ご興味ありましたら是非ご一読ください。

そして高比良くるまさんの最近のお騒がせニュース😊
オンラインカジノと不倫がどうのこうの。
ダンマリで世間が忘れるのを待つスタイルの悪手を打つ方が多い中、
高比良くるまさんはすぐに自分の言葉で、
認めるべきは認め、
異を唱えるところは唱え、
非常にスマートな立ち振る舞いを見せました。

「どこまで賢いんや、この子は」
と、俄然興味が湧いた私は、
高校生の息子からすぐさま本を借りました。

こちら!

高比良くるま著「漫才過剰考察」

息子が買った時に嬉しそうに見せてくれたので、
この本が家にあることは知っていたのです。

とりあえず装丁よく見て。

なんか字がいっぱい。
ちょっと気持ち悪い😀

高校生の時に、彼氏からもらった年賀状の「賀正」が、
全部小さな「好き」で構成されていたことがあったのですが、
(怖え!と思ってすぐさま机の引き出しの奥に突っ込みました)
その時の感じだ。

怖え…。

カバー外してみるとそこにも

やっぱり字がびっしりだぁ。
怖えー。
探偵ガリレオかよ!

さあ、読みました。
行間広いし、言葉は平易だし、
めちゃくちゃ読みやすく、
すぐ読み終えました。

読みやすさだけでなく、
私にとってこの本が(高比良くるまさんが)とても興味深かったせいで、
ノンストップで読んでしまいました。

私にとって1番興味深かったのは、
漫才やお笑いへの考察ではなく、
彼の賢さでもなく、

という点でありました。

そんなわけで、ここから下は
「漫才過剰考察」を読んだ私の素直な感想を書いていきますが、
「彼の痛みがありありとわかるように思う」という思いばかりになりますので、
何かの参考には全くならない文章になりそうです。

離脱するならここです😊

でも本は読んでみてほしい。
色んな意味で素敵な本だったから。
是非見かけたら買ってみてください。

お値段はこんな感じ。
普通のハードカバーのお値段。
漫才をみるのが好きな人なら、出して全く惜しくない金額だと思います。

さて、では感想を書いていきましょう。

感想(超個人的な)

最初の「ここから」という導入の文章を読んだ時点でわかりました。

私と高比良くるまさんは、多分とてもよく似た脳の癖を持っている、と。

多分、高比良くるまさん、
考えようと思ってたくさん考えているのではなくて、
きっと思考がとまらないんですよね。
文章を読んだら、
『あ、この人もだ』
と感じました。

私がまさにそういう癖を持っていまして。
脳が一回回転し出すと、
もうグルングルン回って止まらない。
その回転を利用してひとつのことをゆっくり考えてみようとしても、
あまりに回転が激しくて、
思考があっちに飛び、
こっちに飛び、
ひと所に留まってくれない。

人の100倍脳を回転させてるけど、
落ち着いて考えられているわけではないので、
そこから得るものはそこまで多くない。

これ、すごく辛いわけではないんですが、
ちょっと生きにくいところがありまして。
なんでかって、
あまりこの感じをわかってくれる人がいないんです。

脳を落ち着かせるために、誰かと今起きている「思考」について話したいんだけど、
話があっちに飛びこっちに飛びしてしまうし、
脳に追いつくために口調が早くなり鋭くなるから、
煙たがられてしまう。

小さい頃は親に「理屈っぽい」とか「喋りすぎ」とかよく怒られたし、
学校では「私語が多い」「うるさい」になるし、
運動をすると「頭で考えすぎ」「もっと体で掴め」になっちゃう。
私はずっと演劇をやっていましたが、
理屈を捨てて感覚でやらなくてはいけないタイプの役が苦手でした。
どうしても考えちゃうから。
考えるのをやめて、感覚を注視しても、
湧き出た感覚に対してまた勝手に何か考えている。

とにかく脳が優位に立とうとする。

止まらないし、仕方ないんですが、
我ながら小賢しい感じがするし、
人の何倍も(勝手に)考えているので
成功へのいいルートを見つけやすかったりはするんですが、
私ってつまらない人間なんじゃないかな、って思いがちになる。

だから憧れるんですよね。
本能や感覚で自由に生きている(ように私からすれば見える)人に。

本を読んだ限り、
高比良くるまさんは私よりさらに動いてしまう脳を持ち、
止まらない思考にモヤモヤし、
頭で考えてばかりいる自分を少し残念に思い、
しかしどう足掻いても変わらない性質であるので、
なんとかそれを飼い慣らそうとしているように感じました。

多分彼のその性質のおかげで、
漫才が素晴らしいものになったのだろうし、
コメント力にも生かされているし、
ピンチの時の対応もとても良いものになっているのですが、
読んでいてどこか切ないものを感じるのです。

わかるよ。
私もこんな自分が切なかったもん。
若い時は余計に。

そして自分というものがあまりない感覚、
それも私、わかるんだよな。
私が変なんだろうって思ってたけど、ある日東洋哲学に出会って、安心したよ。
東洋哲学は大体こちら側だよ。
むしろ東洋では私たちの感覚がスタンダードだよ。
自分より社会や集団の維持を考えてしまうのだよね。
変じゃない。
全然変じゃないよと伝えたい。

そうとにかく、
高比良くるまさんには、
全くもって大丈夫だから、
もっと安心して、
フラフラ生きていていいよ!
と伝えたくて、祈るような気持ちで終始読んでいました。

彼の近くに、
今後彼のような人が多く現れ、
彼が力まず生きられるような環境ができることを祈っております。

がんばれよー、高比良くるまさん!!


さて、私の感想は以上です。

多分この本を読んだスタンダードな感想は

「お笑いや漫才のことをここまで教えちゃっていいのか?!」
「高比良くるまさんえらいこと賢い!!」
「漫才師を志す人は絶対読むべき!!」

みたいなことだと思います。

そういう視点で読む方も、
私のような視点で読む方も、
なんにせよとても興味深い本だったので
是非読んでみてくださいませ。

最後に、

粗品さんの一言が帯になってるんですが、

ものすごく言い得て妙。
彼の凄さは、
神様が味方しているのではなく、
悪魔に魂売っちゃった感じだよなー😊

粗品さんと高比良くるまさんの対談も面白かったですよ。
粗品さんも賢いな。
高比良さんとはかなり別種ものだったけど。

なんにせよ、ぜひ読んでみてくださいませ!!

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