みなさまこんにちは

はじめまして!
さとりと申します。
40代・3児の母です。
趣味は読書と映画・ドラマ鑑賞。
考えたこと・感じたことなどを
ブログに書いております。
のんびり読んでいってくださいね♪
生殖記 朝井リョウ著
もう読みましたでしょうか?
それとも読もうか迷っているところかしら?
私、先ほど読み終えました。
ほやほやです。
たくさんの人に読んでもらいたいので、
ネタバレせずに
なんとか良さをお伝えしてみようと思います。
とりあえず表紙を見てみましょう。

こんな感じです。
真っ白です。
私は表紙を外して
本を持ち運ぶ派なのですが、
こちらの本は
表紙を外しても真っ白なので、
始終カバーをつけていました。
本の内容を読んでいくとわかるのですが、
この微妙にどう触れていいか
不安になる感じ、
「狙ったな」って思います。
本を知るには
帯を読むのが1番!!
ということで、
帯も是非見てください。

ヒトは二回目ですが、
オス個体は初めてです。
よろしくお願いします。
なんかかわいい文ですよね。
こちら、ヒトのオスについた
「生殖本能」
が語ってます。
そう、生殖記は
世にも珍しい生殖本能が語る本
です。
さらに生殖本能がついたオス個体が
性的マイノリティの男性
であります。
性的マイノリティである男性は、
それなりに大変な
(でも淡々と)
日々を送っています。
精神的にきついことも
たくさんあったし、
今でも悩みます。
しかし、
あくまでも語るのは、
生殖本能
なので、
重くなりません。
終始カラッとしています。
カラッとしているからこそ、
読んでいて伝わるものがありました。
朝井リョウさん、
ほんとそういう文章の書き方が
上手いな、と思います。
でですね、
この本が性的マイノリティの悩みの本かというと、
全然そうではなくて、
なんというか、
ちょこちょこ出てくる
「人間ってなんだ」
「違和感の正体ってなんだ」
ってのの考察が、
誰しもに当てはまることだったりして、
グサリと胸に刺さります。
うん。
すごい本でしたよ。
語り口の軽妙さとは裏腹に、
微量の毒を少しずつ飲まされているような、
そんな本でした。
油断していると毒に浸されてしまうので、
みなさん、
楽しいけど注意しながら
読み進めてくださいね。
せっかくなので裏表紙もどうぞ。

私なんかがグチャグチャ書くよりも、
文章の上手い人の帯見た方が
この本の良さが
何倍もわかりますね😊
ネタバレせずに
感想を書くのって
本当に難しいんですが、
とにかく
軽妙な文章で読みやすい
ので、
迷ってる方は
読んで間違い無いです。
そしてとにかく白くて
汚れやすそうで
扱いにくいので、
必ず本屋さんでカバーをかけてもらい、
そのカバーを最後までつけておくことを
推奨いたします!!
せっかくなので、
朝井リョウさんの小説の中で
私が一番好きなものも紹介しておきますね♪
「何者」
学生の皆さんが読むと、
身につまされすぎて
呼吸できなくなるのでは…
と心配してしまうほどの、
穏やかな迫力、
穏やかな毒、
に満ちた作品です。
私のイチオシです。
ご興味ありましたら是非読んでみてください。
コメント