みなさまこんにちは

はじめまして!さとりと申します。40代・3児の母です。趣味は読書と映画・ドラマ鑑賞。日々を暮らす中で、考えたこと・感じたことなどをブログに書いております。のんびりした気持ちで読んでいってくださいね♪
世界99読了いたしました。
もうね、毒だらけ。
表紙からも毒が染み出してきそう。

もう、感想はひとつ
『世界99』とんでもない毒の量!!
感受性豊かな若いみなさん読んではいけません。
冗談じゃなく、あなたの中の何かが死ぬ可能性あります。
40歳以上しか読んではいけません!
この世には若いうちは気付かない方がいいことがあります
もしくはなんとなく気付いていても言語化しない方がいいことがあります
有耶無耶はこの世界で嫌われがちですが、
有耶無耶で私たちは身を守っているところも
多分にあるのです
ところがこの世界99は
有耶無耶を木っ端微塵に叩き割ってきます
するとですね、
有耶無耶によって守られていた心や魂のようなものが、
突然むき身になるわけです
本当に危険です
40歳を超えた人はまだよんでいいのはですね、
わかっちゃいるけど見ないでおこう、の、
わかっちゃいるけど、の
壁の部分が厚くなっているからなんです
壁が分厚いので、
ガッと爪を立てられても、
むき身の部分にまで到達しないんですよね。
しかし若いみなさまは
「わかっちゃいるけど」の壁が薄いんです。
爪を立てられた時、
下手すると中の柔らかい部分にまで
傷が到達してしまうかもしれません。
愛の正体とか、
性格の正体とか、
この世の正体とか、
わたしの正体とか、
若いうちはあまり突き詰めて考えてはいけないんです。
何故か。
突き詰めると狂っちゃうから
古今東西、
小説家や哲学者が精神を崩しやすいのは
ここら辺が原因だと思っております。
この世にあるあらゆる素晴らしい本は、
柔らかい部分に攻撃を仕掛けてきます。
危険だから面白い。
危険だから凄みがあるわけです。
しかし危険にも段階がありまして、
この世界99ははですね、
危険度マックスです。
あなたのガードをむりやりこじ開けて、
1番弱い部分に直接攻撃して来ようとするかもしれません。
そんなわけで
40歳以上の方も読むなら気をつけて
しっかりガードを上げて、
やばいと思ったら一度本から離れるなどしつつ
読んでください。
村上沙耶香作品の中でもダントツにヤバい
世界99。
オススメだけど、
オススメじゃない!
気持ちが弱ってる時には絶対に読まないで!!
元気いっぱいで楽しいことだらけの期間に
是非読んでくださいませ!!
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