東洋哲学好きなみなさま、こんにちは!
そうではないみなさまも、こんにちは!
はじめまして!さとりと申します。40代・3児の母です。毎日を暮らす中で、ワクワクをくれるもののことや、生きる中で考えたこと・感じたことなどをブログに書いております。のんびりした気持ちで読んでいってくださいね♪
まずはこちらの本、ご存知でしょうか?
自分とか、ないから(教養としての東洋哲学) しんめいP 著
最近本屋さんにいくと、いつも積んであるこちらの本。わたし、宗教学・哲学好きですので、気になっておりました。
パラパラッとめくると、とてもフレンドリーでわかりやすそうな文章。ちょいちょい載ってる挿絵がいらすとやだったりして笑える。子供が読んでくれたらいいな、と購入。子供にどうぞってする前に、自分でも読んでおこう、とページをめくったら、
あら!面白い!
読みやすいのにずっしりくる!
夢中になって一気に読んでしまいました😊
東洋哲学を語る上で欠かせない「釈迦」「龍樹」「老子」「荘子」「達磨」「親鸞」「空海」の思想が、本当に読みやすく、そして日常生活にしっかりと関わる形で書かれています。
本の中でも書かれていますが、東洋哲学は「いかにこころよく生きるか」がベースなんです。なので、知れば知るほど生きるのが楽になる。まあいっか、が上手くなる。
そんな東洋哲学の良いところを、うまく聞かせてくれる、とても良い本でした。
東洋哲学に興味のない人に、是非読んでほしい一冊です。
(あ、興味がある人にも、すでにかなり知っている人にも、絶対面白いと感じられる本だと思います。)
とてもとてもおすすめです♪
さて、この本を読みながら、私はなぜ東洋哲学や東洋の宗教(一推しは原始仏教)にこんなに惹かれるんだろうと、改めて考えました。
そしてふと、学生時代に大人からよく言われた言葉を思い出しました。
「何故あなたは自分のことを他人のことのように話すの?」
と。
特に受験期によく言われていました。
受験期って、どこの学校に行きたいの?どんな勉強をしたいの?将来何になりたいの?など質問をたくさんされるからでしょうね。私は自分の気持ちに素直に、
「多分私は〇〇だと思っていると思います。だって、△の時にはこのように振る舞うし、✖️の時にはこんな気持ちになったりするので。」
と答えていました。するとそれを聞いた大人は皆、一様に顔を曇らせていうのです。
「何故あなたは自分のことを他人のことのように話すの?」
と。
これを読んでいる皆さん、あの時の大人の方々と同じ気持ちになりましたでしょうか?私は自分で書いておきながら、自分の身に起こったことでありながら、
「変な子」「厨二病っぽい」「イキってるんだろうから注意しなきゃな」
などと感じました。。
大人は子供をそう評価しがちです。自分自身ですらそう思いそうになりました。。
しかし私、本当に、素直にそう感じていたのです。でも素直に言葉にしたら皆の顔が曇るので、大学生になる頃には「私はこのように感じています」「私はこのように考えています」と言うようになりました。でも、それは私にとっては嘘の答えなんですよね。
皆さんはわかりますか?自分の本当の気持ちが。自分が本当のところ何を感じているのか。何を必要としているのか。
私にはちっともわからなかったのです。
そして現在47歳の私ですが、今でもわかりません。
何故今ブログを書いているのか、と問われ、素直に答えていいのだとしたら、
「多分単純に書きたくなったからじゃないでしょうか。どうやら文章を書くのが好きなようなので。それに今時間があるから、なんとなく書いているのではないかと思います。」
と、言います。言いたいです。確証を持って「今書きたいと思ったので書いています」なんて言えないんです。わからないんです。
私にとって、生きて、一瞬一瞬何かを選択して、おこなって、という営みは、何かにフラフラと流されているだけのように思うのです。
今生きているこの世が、どこまでも他人事のように感じるのです
みんなはどうやら自分のことをしっかりとわかっているらしい
みんなにはこの世が自分に近しいものに思えるらしい
みんなは自分に確証が持てるらしい
そう感じた子供の私は、ずいぶん自分が頼りなく思え、自信を無くしました。
そして隠しました。自分という存在があやふやであることを。世界が遠くにあるような気がすることを。
それから長く、自分はみんなと同じです、というお芝居をし続けました。
すっかりお芝居が板についた頃、突然出会いました。ブッダ(釈迦)に。
たまたま聞いていたラジオから、ブッダの話が流れてきたんです。
雷に打たれたようでした。
自分の存在があやふやであるように感じること。
世間や常識といったものに関心をどうしても向けられないこと。
自分と他人との違いに悩んでいること。
全てどこかに行きました。
悩みが晴れる、といった類のことではなく、そもそも私が小さな頃に自然と持っていた認識が間違っていたわけじゃない、無理しなくてもいい、ということがわかったという感じです。
自分や世界への認識がすっかり変わってしまったわけです。
私の体に元々べたっとくっついているのは、東洋的な生き方や考え方だったようです。しかし学校や職場、テレビで当たり前のように流れてくること、一般的に良いとされる考え方は、ほとんど西洋の物だったのでしょう。そりゃしっくりこないわけだ。
私の他にも、この世がまるで他人事のように感じている人はいるかな?
世間とか常識に価値を感じられない人はいるかな?
なんとなくみんなと同じフリをしている人はいるかな?
そして、それがちょっと辛い人はいるかな?
以前の私のように、なんだかチグハグな今を生きている人がいたら、もしよかったら、「自分とか、ないから」読んでみてください。
何かが楽になるかもしれないです。
探すの面倒くさいと思うので、もう一回置いておきますね。東洋哲学のこと、そしてそれがどのように生活に活きてくるのかがとてもわかりやすい本です。
最後に、もう一冊、私の価値観・世界観を見事に壊してくれた本を置いていきます。
読んでくれたら嬉しいです。
ヒンドゥー教でとても人気のある経典のひとつです。物語形式になっており、詩のようで、不思議なお話です。しかし、内容に度肝を抜かれます。世界観が一変します。仕事に悩む人に超おすすめです。
哲学というと西洋のものが有名になりがちですが、日本人には東洋哲学が本当にしっくりくるんです。本、読んでみてください。上の2つじゃなくてもぜんぜんいいので。
こころからおすすめします!
ふう。よく語った。。
これにて、今回のブログは終わりです。
とりとめのないブログでしたが、最後まで読んでくださってありがとうございました!
感謝です。
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