【宗教を考える】女性による女性のための宗教を作ってみようと試みた

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みなさまこんにちは
宗教学好きな私でございます

satori
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はじめまして!さとりと申します。40代・3児の母です。若い時は演劇にどっぷり浸かり、現在は子育てと合気道にどっぷり浸かって生きています。日々を暮らす中で、ワクワクをくれるもののことや、生きる中で考えたこと・感じたことなどをブログに書いております。のんびりした気持ちで読んでいってくださいね♪

宗教学好きとは言っても、私はかなりのライトファン。知識も深くはありません。難しい本は読めないから、サブカル的なふわっとしたのを読んでグヘグヘ言ってる程度だと思ってください。

しかしながら、そんな私でも知っている。

宗教って、男の人のためのものばかり!!

有名で安定した宗教は全て、むかーしむかしに出来たものだから仕方ないと言えば仕方ないのですが、女性の存在がすっぽり抜けたものばかりなのです。

女性のための宗教って、あるのかな?女性教祖はいくつか聞いたことがある気がするけど、「女性のための宗教」ってばっちり銘打ってるのは私が知る限り、ないかも。

そんなわけで、今回は「女性のための宗教」を私が作るとしたらどんなものがいいかな、と夢想してみようと思います。

全然考えがまとまってないけど、見切り発車でいくぞーーーー!

どんな教義にする?

自分が悟りを得ることだけに注目したり、神様から認められること、神様の言ったことを忠実に守ること、を目的にしてしまうと既存の男性中心の宗教と変わらなくなってしまいますよね。そもそも女性は細かいことを守ってられない状況に陥りがちです。妊娠出産子育てが1番わかりやすい例かな。それ以外にも、男性より生きるのがハードモードになりがちなので、信仰のためにそこまで時間を割いてられないのではないでしょうか。ここはやはり、手短でシンプルな教義が良いでしょう。

女性が安心して気分良く暮らせて、心の支えになり、手短な教義。

うーん、どんなんだろうなぁ。

女性のための宗教なんだから、女性が得意でやりやすいものをチョイスすればいいのかな。人によるだろうけど、やはり女性は協力して何かをするのが得意だと思う。だから、助け合うことが正しい、ってなったら幸せなのかな。

ということは、

助けを求め、また助けよ。常に助け合うべし

こういうのを1番の信仰の目的にしたらどう?ちょっと人との関わりが多くなりそうだな。人と常に関わるのが嫌いな人は入ったらめんどくさい宗教かもよ、ってパンフレットに書いておかなきゃ。

え、ちょっと待って。それ私じゃん。ずっと人と関わるの、めんどくさいって1番思うの私じゃん。

あ、ダメだダメだ。常に協力し合うのはきつい。

えーっと、基本は1人で、でも困ったら協力し合える教義…

己で考えよ!でも無理なら遠慮せず相談せよ!

え、こんな教義ある?これじゃ、小学校のクラススローガンじゃん。

そう考えたらさっきの「常に助け合うべし」もクラスのスローガンだったよな。。

そもそも教義って一文で表していいもの?ちょっと一旦AIさんに聞いてみよう。

AIさん、女性のための宗教を作るとしたら、教義はどんなものになりますか?

教義:

  1. 根本理念
  • 女性の内なる力の尊重
  • 自己肯定と無条件の自己愛
  • 互いの成長を支え合う精神性
  1. 中心的な教え
  • 「あなたの人生は、あなた自身によって創造される」
  • 「女性の力は、優しさと強さの調和にある」
  • 「個人の幸福は、共同体の幸福につながる」
  1. 実践的な修行
  • 毎日15分の瞑想
  • 自己対話と内省の習慣化
  • 月1回の姉妹サークル(共有と支援の場)
  1. 倫理的価値観
  • 非暴力
  • 相互尊重
  • 環境への配慮
  • 無差別の愛
  1. 儀式
  • 月の満ち欠けに合わせた祭儀
  • 人生の通過儀礼の祝福
  • 女性の力を称える年次祭典

教団のシンボル:
蓮の花 – 泥の中から美しく咲く、女性の力と再生の象徴​​​​​​​​​​​​​​​​

長い、教義めっちゃ長い。理念とか教えとか修行とか儀式まで含めて教義としているのか。シンボル蓮の花だって。仏教好きとしては、刺さるなぁ。

いやでも長くなればなるほど、ややこしいことになるからなぁ。受け取り方一つで派閥が出来て争いが起こったりさ。瞑想とか儀式とか面倒だしなぁ。

ここはあれか、浄土真宗の親鸞のように「南無阿弥陀」って言っておけばいい、のシンプル他力本願形式で行くか。

それとも釈迦の「教義なし。悩みを聞くだけ」形式で行くか。

えー、どうしよ

うーーーーーん、とりあえず

教義なし!

やった!私の好きな原始仏教形式!

困った人が来たら、みんなであったかいお茶のんで、お菓子食べながら、ワイワイ悩みを聞くことにしよう。

お、めっちゃいいじゃないか。教団の方向性が見えたぞ!

一神教?多神教?神様なし?

一神教と多神教、ご存知ない方、こんな感じです⬇️

一神教と多神教は、神の存在や信仰の形態に関する重要な宗教概念です。それぞれの特徴を詳しく説明します。

一神教(モノセイズム):

  1. 定義
  • 唯一の絶対的な神の存在を信じる宗教形態
  • 世界に一つの全能の神のみが存在すると考える
  1. 主な特徴
  • 神は唯一無二の存在
  • 明確で排他的な神概念
  • 神は全知全能で完全な存在と見なされる
  1. 代表的な一神教
  • キリスト教
  • イスラム教
  • ユダヤ教

多神教(ポリセイズム):

  1. 定義
  • 複数の神々の存在を認める宗教形態
  • 異なる役割や性質を持つ神々が共存する
  1. 主な特徴
  • 多様な神々が存在
  • 神々は異なる領域や力を持つ
  • 柔軟で複雑な神概念
  1. 代表的な多神教
  • ギリシャ神話の宗教
  • ヒンドゥー教
  • 古代エジプト宗教
  • 日本の神道

日本人に馴染みのあるのは、八百万の神ですよね。多神教。どこにでも神様がいるってやつです。

ご飯粒残しちゃいけないよ(一粒一粒に神様がいるから)とか

物は丁寧に使いなさい(神様が宿っているから)とか。

一神教はなんとなくピンとこないので、無しにしようかな。

しかし多神教も神様を考えるのが面倒くさいな。しかも「教義無し」にしちゃったから、教義無しなのに神様だけいるのも変だよなー。

えー、、、じゃあ

神様もなし!

悩みを聞いてくれた、一緒にお菓子を食べてくれた、そこにいた人々に抱いた愛を、強いていうなら神とする。ってことで。あれ、これ、いつのまにかその気持ちに名がついて、形ができて、多神教になるパターンだな。

まあいっか。移り変わるものは移り変わっていけば。

名前はどうする?

前までの流れを汲むと

とかしか浮かばなくなってしまう。

とかでもいいけど。

まあでも、教義も神様もないんだから、名前なんかなくていっか。

キリスト教にしろ、仏教にしろ、最初の人が亡くなってから残った人が作り出した名前だし。

そうだそうだ。

名前もなし!


…できましたね。女性による女性のための宗教が。

名前もなく教義もなく神様もいない宗教!!

かっこいい。まるで手抜きのようだけど、これぞ宗教のはじまりの王道。最初から名前がある宗教なんて、よく考えたらないのです。むしろ最初からきちんと全てが決まってる宗教って怪しんだ方がいい。

私の宗教は、ちっとも怪しくないなぁ。だってなんにもないから♪

とにかく困ったことがあったら誰かの元に行き、一緒にお茶とお菓子を楽しみつつ、悩みを相談する。という素晴らしい宗教。

相談相手は誰でもよし(私は教祖ですらないのだ)。

あなたの話を聞いてくれた人が神であり、教祖であるのです。

お布施もなし。できたら相談相手にお茶とお菓子を持っていくこと。そっちの方が盛り上がるから。なんでもいい、スーパーで安売りしているやつでいい。持っていけなくってもまあ大丈夫さ。相談相手に礼を尽くそう。相談する人がいて、相談に乗る人がいて、お互いに礼を尽くす。

なんだこの宗教。素晴らしい。めっちゃ平和だし。

完璧だ。完璧な宗教ができたぞ!!

やったーーーーーー。

悩める女性の皆様、是非入信してください。

いろんな人とお茶飲んでお菓子食べて、素晴らしい宗教ライフを送ってくださいね!

美味しそうなお菓子貼っておくね♪

著:中村圭志
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上の戯言のブログは置いておいて、宗教って勉強するととても面白いのです。手始めにこんな本もおすすめです。

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